まず、具体的に教えないと考える習慣はつかない

「具体的に教えると、
 考えることができなくなる」と
 考えている人は10に中9人以上いる。

担当業務を遂行するために最低限必要な
行動の仕方と、技術、知識が身につくまでは、
具体的に教え続ける必要がある。
レギュラー業務・定型業務ができるレベル。

例えば、システム開発・保守を担う人は、
リスクをどのように考えるのか。

・過去のトラブル事例を調べる
・他への影響(インパクト)を推測する
・必要とする要員の人数とスキルレベル
・要件や仕様の具体化レベル
・お客様の組織内のパワーバランス など

過去のトラブル事例を調べるためには、
・過去事例が格納されているフォルダの見つけ方
・新規案件と過去事例との類似性の判断の仕方
・その過去事例の読み解き方
を知っている必要がある。

他の項目も同様です。

したがって、
「〇〇さんは、考えない」「考えようとしない」
という前に、最低限のことを具体的に教える
必要がある。その上で、
「〇〇さん、〇〇の場合、どうしたら良いと思う」
「〇〇さん、〇〇をどう考える」などの
考えさせる質問を投げかけていく。

順番を間違えると、お互いにムダな時間が
積みあがる。

考える目的は、イレギュラーが発生した直後に、
今までとは異なるやり方で即時対応をする
一連の行動を、過去のやり方を組合せ、
組立てることにある。