考える習慣形成のスモールステップ

 

例えば、事業環境分析と戦略構築の
フレームワークをおぼえ、それを使い、
戦略的に考える習慣を身に付ける。

このスキルは身に付けた方が良い。

しかし、その前に、習慣付けるべき、

考える行動習慣が最低でも2つある。


【1つ目】

「お客さんが、今仕事上で必要として
 いることは、何か?」

「お客さんが本日中もしくは20営業日
 以内に解決したい問題は何か?」

このお客さんは、社内の間接部門で
あれば、他部署の人に該当する。

仕事は人ためにするもの。
そのために、具体的に日々、
どのような行動をするのか。
その一連の行動のパターンを最低1つ、
できれば5つは持つ必要がある。

【2つ目】

具体的な行動を決めて、
それをやってみる。やったその日に
振返りを行う。具体的には、

「〇〇の行動をしてみる」

「〇〇の行動をやってみた」
「その結果、〇〇になった」

「なぜ、〇〇になったのか?」
「〇〇の行動をやったから」

「より行動の精度を上げるために、
  〇〇の行動を、〇〇に変えてみる」

「ちなみに、上手く行った行動は何か?」

このような振返り、些細な行動に着目し
毎日、行う。

振返りはした方が良いと誰もが口にする。

しかし、具体的にどのように振返りを
したらよいかを伝える人は少ない。


はじめは、上司が部下に対して、
日々の接触時や面談時に行うと良い。

しかし、これを続けることは、
上司の負担感が発生する。
20営業日続けられる上司は、
10人中1人程度。

その場合は、上司が部下に朝一で
「〇〇さん、今日はどんな行動する予定」
と言葉を投げかける。

終業前に
「〇〇さん、今日はどんな行動した」と
言葉を投げる。

これであれば負担感が下がり、
続けやすくなる。


この2つの行動習慣が無い状態で、
戦略的な思考力の習慣形成をしても、
数字をつくる行動は増えない。

今日。今日から明日。
この最小の時間軸で物事を考える
習慣が身に付いていない状態で、
1週間後、1か月後、3か月後、6か月後、
1年後、2年後、3年後、5年後、10年後。

中長期の時間軸での思考は、
身に付かない。

1日の段取・優先順位付けができない。

1週間のスケジュールが立てられない。

この状態で、1ヶ月先まで、それ以上の
時間軸で思考することは、できない。


行動を習慣づけるには、
ステップが重要になる。

ステップの設計を誤ると、
時間とお金をいくらかけても、
できない人とふつうの人は育たない。


理念を浸透させる場合も同じ。
抽象的なことは、具体的な
日々の基本行動にする。

理念は、創業メンバーが、生き残る
ために日々、試行錯誤をし、つくりあげた
小さな具体的な行動を、抽象化したもの。


考える習慣をつけるにはステップが必要。

ステップさえ、つくることができれば、
できない人とふつうの人に、
考える習慣は付けることができる。